“価値”を考える

先生の多くは、勉強会やセミナーの多くは、はっきり言って技術や根本理論を出し惜しみします。そして、外に向けて公開したがりません

その一方で、私と代表の共通の師の一人は、自分の持っている技術を出し惜しみしません。常にフルオープン・完全公開です

なぜか?

見たって、すぐにできっこないから・・・

見た目にはあっさり簡単にやっているように見えて、シンプルであればあるほど、実はやってみると難しいものなのです

私は見てすぐに誰にでもできるものなどに価値はないと思っています。

できないから練習する、練習するから出来るようになる、時間もかかる・・・

この時間もかかる・・・というのはポイントです。

つまり、ある程度、時間をかけないとできないという事は、ある人がそれを見てすぐにできるものではないということです。センスがよくても相応の時間がかかるということです。

これが差というものになります

差は、言い換えれば、価値です。

すぐには修得できないものを修得したということは、誰でもすぐにできることではない、それだけの時間をかけて修得したものですから、価値があります
1日で使える!すぐに誰でもできる!簡単にできる!

こんなうたい文句があふれている世の中ですが、私はそういった類のものに価値は感じません

1日で、すぐに誰にでもできることに価値を見いだせる人はいるのでしょうか?

最近何でも速さと手軽さが求められて、「続けること・熟成させること」が忘れられているように思えてなりません

でも結局、この継続と熟成をやった人だけが大きな価値のあるものを手にすることができるのではないでしょうか?

継続と熟成は誰にでもできることではありません。ある程度の意志と実行力が必要です

だから価値があるのです

これは何にでも当てはまることなのではないでしょうか?

健康もそうです。一朝一夕には作られるものではありません。継続と熟成という誰もができる事ではない事をした人だけが健康を手に入れることができるのです(←実際は、そんなに大そうな努力はいらないのですが・・・ちょっとした意志・ちょっとした継続・ちょっとした努力があればOK、でもこのちょっとした事ができない人が多いのです。)

治療院でも、定期的にしっかりとレッスンや治療に参加されている方と、日ごろ身体の主体的ケアをしていない人では、天と地ほどの差があります

継続することによって、熟成されてくる・・・この差は大きいです。

私は、ヨガなどは最初の2~3カ月、週1回をちゃんと通うことをお勧めしますね。

2~3カ月、週1回参加するだけで自然と意識を高まりますし、身体も整いますし、元気になります。

今来ている継続と熟成をされている方は、週1回ずっとレッスンに参加しています

この継続と熟成は2~3カ月で差が出ます。半年くらいで追いつかないくらいの差が出ます。もちろん効果という結果も出ます。

つまり、価値を手にしたということです。

その人の継続と熟成という作業によって、価値を手にしたのです

継続と熟成は、誰しも避けて通りたいことですが、逃げずに頑張った方にのみ、誰もが手にすることのできない価値という御褒美が待っているのです

情報提供:渋谷鍼灸理学治療室 体軸法 渋谷 森田愛子