頚の解放の裏側

頚の解放プログラムの修得教室は、変わらずに月2~3クラス開講しています。

おおっぴらにクラスをやる前と合わせると3年間続けていることです。その間、基本形は変わらなくても様々な進化があります。

頚の解放は、頚を解放する為だけの目的ではありません。頚の解放は肩を定めるという目的もあります。そのネーミングを読めば体操法的な側面が表に出やすい頚の解放ですが実は違う側面もあります。

頚の解放は呼吸法でもあります。

頚の解放では、アクティブな胸式呼吸を使います。この点では調腹法の腹式呼吸とは一線を画します。

なぜ胸式、しかも強い胸式を使うのか?というところには根拠があります。

これには肩周りという3つの土台のうちの一つを理解することが必要ですが、簡単に言えば“呼吸に干渉されない肩周りをつくる”という大きな目的があります。ストレスを身体の緊張に出しやすいタイプや緊張に繋がる動きをしてしまう方の多くは、呼吸に干渉されやすい肩周りになってしまっています。体軸法で言う「肩が出来ていない」というのは、正に呼吸に干渉されやすい肩周りということです。

呼吸が干渉される肩周りが及ぼす全身への影響は・・・話が長くなりますのでまたにします。

頚の解放をしっかりと継続して実践すると、呼吸に干渉されない肩周りが出来てきます。

なぜ強い胸式を使うと肩が出来るのか?それと頚と何の関係があるのか?

これは来てくれた人達だけとの秘密にしておきます。

来週には調腹法セミナーがあります。これで頚と腹に対してアプローチできる方法をお伝えできることになります。

ちなみに頚の解放クラスにはヨガ等の先生も来ており、中には自分のレッスンやセッションで教えている人もいます。また職場で同僚に教えて一緒にやっている方もいます。コツや注意点はありますが、ポイントを抑えればそんなに難しいものではありませんのでどんどん広めていってもらえばいいと思います。

少しずつでも広がっていってくれているようで嬉しい限りです。

森田愛子