特性を活かす事・自分を知る事

森田敦史です。やや長いつぶやきです。

個々がそれぞれに持っている特性を活かすことは仕事を含めた人生を有意義に過ごすために必要な事であると考えます。そして、その特性は必ず二面性を持っているということも大切な要素です。

つまり、何事も心配性で他人がイライラするくらい細かい。「そんな事まで考えたら頭がおかしくなっちゃうよ」というように・・・しかし、これをやめろと言ってもやめられないのが人間というものです。

しかし、裏を返すと、そんな心配性もある環境下においては非常に役に立つこともあります。例えば、そういった方が何らかのイベントの準備等の仕事をさせると、その心配性的な細かさが仕事におけるきめ細かさに変わることがあります。(もちろん全てではありませんが)

特性とは、その環境によって良い面もでれば、悪い面も出るという意味合いです。

実際にそういう友人もいます。非常に心配性で細かく、些細な事まで気にする人間ですが、ところがその友人はイベントやセミナーなどに異彩をはなちます。誰もが考えない細かいところまで気を配り、そのほとんどがトラブルなどなく終了します。

特性を活かせる人と、そうでない人の決定的な違いは、その特性の表裏を自認し、その出し方をコントロールできているかどうか?という事が大きいと感じます。

そんな特性を分析するときには大きく分けて3つの要素に分けることができます。簡単に説明しますと、

  1. ファーストインプレッション:いわゆるパッと観た感じの印象。その人から醸し出される印象といったところです。
  2. 行動パターン:文字通り行動パターン。
  3. 本質感情:内面願望というか、本質的な感情の所在。

この3つのバランスが重要です。1,2は変えることができますが、3は自然に湧き上がってきてしまうので、変えることが難しい部分であると考えます。

例えば、外見は軽薄そうに見えても、実は内面では質実であり、行動は慎重派。ここで観たバランスとしては、外見だけで判断されると誤解されやすいタイプ。

また、外見や印象は地味、行動も一つ一つ確実に裏方をこなす、内面願望は目立ちたい・トップに立ちたい。この場合、対外的な評価は得ても、内実は満足できていないタイプ。

簡単に言ってしまいましたが、このようなギャップこそが現実的な苦悩の原因になることが非常に多く感じます。

どこを修正し、どこを伸ばし、どこをどの場面で抑えるのか?結果的にどのように全体のバランスを取っていくのか?という事が大切になります。

さらに言えば、この3つの要素はそれぞれに表裏があり、悪い面が出やすいタイプと良く作用しやすいタイプがあります。

例えば、外見が軽薄そう(この表現自体がイメージよくありませんが)、という印象には少なくとも2面あり、良く作用すれば気楽に話せる・警戒されにくいという面が出て、悪く作用すれば軽薄で信用ならないという印象を与えてしまいます。その人の印象が良く作用するタイプか悪く作用するタイプか、これも重要なところです。

自分がどのようなタイプなのか?と知る方法はいくつかありますが、最も早いのは、人に聴いてみるということです。「私ってどういうイメージ?」「私ってどんな行行動してる?」「私って本音をしゃべるとどんな人間?」など。いくつか数を集めてみると、意外に自分が思っているような自分ではないかもしれません。

私自身も以前にこうした作業をした経験があります。自分はどんな人間か?という事を少しでも知るため、5名くらい集まると面白い会になります。1の場合は比較的付き合いの浅い人、2の場合は職場の同僚など、3の場合はパートナーや家族、友人など。

そうして把握した特性というか性質と、自分がどんな特性を出したときにうまくいったのか?またはうまくいかなかったのか?という事を過去の出来事に当てはめて検証してみます。

こうした作業を行っている人は実に少ないですが、実は易学でその特性を生年月日から客観的に導きだすことが、ある程度は可能です。

こういった自分を知るという作業やそれを活かす事は面白いものですし、私自身も好きな事であります。だから易を勉強し、鑑定もしているわけです。

結論を出すようなノウハウ的な鑑定というよりも、こうしたいっけん答えのないように見えて、実は最も大切な掘り出し作業の方が性に合っています。そもそも結論はその人自身に内在し、その人自身が自らの意志によって出すものであって、私はその判断材料を易という視点から投げることしかできません。つまり、誰の人生か?という事です。

こうして様々な方と接している中で、私が大切にしている「セオリー オブ マインド」という言葉があります。

人は、それぞれ違うということです。人に敬意を払うということは、人それぞれにセオリーがあるということをまずは認識すること。もっと言えばストーリーもあるということ。

お世話になっている先生から戴いた言葉ですが、いつも自分の中で響いています。

最後は、よくわからない記事になってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。