頑張らない事を頑張る

多くの方が、Yogaに治療に、日々体軸法に触れています

今年に入ってからも、来院される方が増え続けていることもあり、回復・克服の報告も増えてきています、嬉しい限りです

ところで、当初は不調だらけでも一生懸命努力して、元気になった方がよく言う事があります。

「先生が言うほど、思ったほど努力が要らなかった・・・」

私は、最初に本気じゃないと、良くなると決定して努力しないと良くなりません、と少々大げさに言います

ところが元気になった方は「思ったほど・・・」と言うのです。

元気になられる方をみると、大きく分けて2パターンあります。以前にも言ったかもしれませんがもう一度言いますね

  1. とにかく毎週のようにヨガなり、治療なり継続して来られる方。
  2. Yogaや治療で得たことをご自宅で、自分で努力される方。

1の場合、毎週のように体軸法に触れると、何も考えずに参加していても、無意識的に身体の“感性”が自然と強化されます。2~3カ月もすると、例外なく変わってきます

2の場合、割とセンスの良い方が多く、ご自分で得たことを実践され、実践していくうちに何かを掴むことが多いですね。

そう言えば、私も不調体質を克服したとき、いわゆる一般的に言われるような努力というほどの努力はしてなかった気がします。代表に関しても、努力しない事を努力した人間です

つまり、頑張らなくてもいい・・・頑張らない事を頑張る事が大切・・・とでも言うのでしょうか?

頑張ったんだけど、頑張っていない・・・これが体軸法の面白いところかもしれません。

何だか混乱してしまうような言い回しですが、きっと「思ったほ努力していない」という言葉は、そんな意味が込められているのでしょう。

決して、何もしていないということではないということです

情報提供:体軸法研究会 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子