納め方で・・・

森田敦史です。

今月の指導塾では1年目の終わり(12カ月目)のクラスもあります。指導塾には私は去年の秋から出ていませんが、事前・事後の報告は受けております。

1年目の終わりのテーマは“納め”です。

健康体に繋がる動きにとって、納めは生命線です。

易の世界でも、同じような事が言えます。易は結びの学問という人もいるように結びと納めは共通しているという認識です。

ちなみに易を実践的に人生に活かすときに、大きな目でみると、生があり、生があれば結びがあり、その中に省きがあると私は師から教わっています。つまり、生・結・省という3つをいかに考えるか?

話を戻すと、“納め”はスケールによって少々解釈が変わります。

1日でみた納め、実際の動作の納め、物の扱いの納め、まずこの3つの納めがしっかり出来ることが重要です。

重要な理由は逆に考えればわかります。20年ほど人の動きを観察し続け、自分もそうでしたが、不健康な人の習性はかなりわかっているつもりです。

不健康な人、不都合が多い人ほど、1日の納めが出来ていない。具体的には朝たたまずに敷いたままの、めくりあげたままの布団に寝る。お酒を飲んでそのままバタン、などなど挙げればきりがありません。

不健康な人ほど、身体の動作に納めがありません。動作ががさつです。

不健康な人ほど、物の扱いが粗雑です。

こういうところに納めという基準を入れると、自分の癖や精神状態が把握できるようになり、また、身体だけではなく心身が変わります。色々なところで“気付き”の機会が増えます。

塾では12カ月目に、以前に一度だけセミナーもやりましたが、何人の方がそれ以降実践し続けているでしょうか?

少々不安なところもありますが・・・

大事なことですので、実践し続けてくださいね。