納め

もうすぐ今年が終わりますね。

1年の納め。

身体にも納めがあります。

一つ一つの動きを連続性に行うのではなく、その一つ一つに“一旦停止”という行為を加えてみる。

一つ一つの動きに納めを入れないと、身体感覚がバラバラになりやすく、適度に納めを入れるとその都度動きが切れますので身体感覚を作りやすいというのが一つの考え方です。

知らず知らずに緊張が進む多くの場合、身体の動きに納めがありません。

このように比較的小さなスケールでみる納めもありますが、もう少し視野を広げてみると、

例えば、朝飛び起きて急いで出勤の準備をして、さぁ出発!

この間、ほとんど自分の身体に対しての注意はありません。

その状態で1日を始めてしまうと、身体に対しての注意欠如はほぼ1日続きます。

ちょっと早起きしてゆとりを持って出勤すると何だか1日が集中できるような気がする人もいるかと思います。

納めるという事は、一つ一つの動きにも、1日の始まりと終わりにも、もっと視野を広げると1週間という単位でも、とても大切な事です。

世の中には骨盤を矯正する▽▽体操やコリをとる●●運動など溢れていますが、そういう小手先の方法ではなく、こういった基礎となる要素を実践することの方が言うまでもなく重要なところです。

朝起きたらフッと立ち止まってお日様をみる習慣、一旦立ち止まって深呼吸する習慣。

夜寝る時に、布団を整える習慣、正座して深呼吸する習慣。

などやり方は様々ですね。

ぜひチャレンジしてみてください!

森田愛子