治療の実力を上げる法則

今日は治療の実力を上げる法則を少し紹介しようと思います。

私は、まだまだ未熟者ですが、自分自身で再確認する意味でもお話しようと思います。

その法則とは、ある程度の勉強や実践経験を積んだという前提です。

“多くの患者さんに信頼されている治療家と同じ空間に居ること、できればその治療家の治療院で”

私としては、技を教わるよりも、色々とお話を伺うよりも、その先生の治療を見学させていただく、または同じ治療空間に居るという事が最も勉強になりました。もちろん、ただそこにいるだけでは何も掴めません。

代表も以前、治療の勉強会に参加するとき、あえて時間よりかなり早めに行ったそうです。早く行くことによって、師匠がまだ治療中の事もあったようです。もちろん直接観ることはできませんが、声は聴こえてきます。そのわずかな時間に貴重なものが詰まっていると考えていたからです。

私の場合は、幸いにも師匠と同じ治療院でした。

師匠の治療技術が気になるというのはもちろんですが、それだけではありません。実はもっと大切な事が学べると思っています。

その、もっと大切な事とは?

一体、何を学びとっているのか?

言葉として表現すれば、“場”であり、“空気感”であるということ、しかしこれでは抽象的ですね、でもスピリチュアル的な事ではありません。“場”とは何を指すのか?“空気感”とは何を指すのか?

具体的に、その意味はここでは話しません。

オリジナリティ、自分にしかできない治療スタイルは、この“場”と“空気感”を読む力から生まれると思っています。場と空気を読めない人に場と空気は創れません。

現場は宝庫です。

現場にしかない事、得られない事もあります。

より多くの現場を観れば、より多くの貴重な事が学べます。

今、頚の解放プログラムのクラスなどにアシスタントとして入っている方もいますが、単純に教える技術という以上に、そんな場と空気を感じ取って欲しいと思っています。

これが、この世界に入ってから手取り足取り教えられた事など一切ない、観て盗めと言われ続けて育っている一治療家が今の時点で言えることです。

頑固一徹です

森田愛子