歪みなんてどうでいい!?

健康雑誌やTVなどのメディア、私のような治療家でさえも、よく「歪み」という言葉を使います。
「ゆがみ」・・・

痛みの根本原因は骨盤の歪み!
骨盤の歪みを治せば、根本的に解決します!
これウソです

確かに骨盤などの関節の歪みを治すと痛みが楽になることは多いです。
しかし、絶対に根本的になど解決しません

なぜならば、骨盤などの歪み、つまり姿勢や体型などの形は「動きの繰り返し」によって作られるからです

歪みは単なる結果・現象に過ぎません

「動き」「motion」を放置しておいて、根本的な解決などありえるはずがありません。

「動きの積み重ね」が「歪み」になるわけですから、歪みを治しても、また堂々巡りになります。

マッサージや整体・鍼灸など、これらは「他動的治療」と言います。他動的とは、自分自身は動かずに他者の力で受けることです。

例外的に、動いてもらいながら治療する手法もあります

しかし「動き」の修正や見直しは、他者の力では原則できません。「動き」は自分でするものですので、他人に治してもらおおうと考えること自体、不自然な話です。

ヨガや体軸法は「自動的治療」です。自動的とは、言い換えると自力・主体的となります。

つまり、自らが動かしていく、動いていく治療となります。他動的治療に比べると「動き」の修正が可能になります。

話は戻りますが、動きを修正すれば、形も本来あるべき姿に戻ります。動きを修正すれば姿勢も修正されます。

骨盤の歪み・関節の歪みを治すことは、一時的または一時しのぎの対処に過ぎませんので根本的な解決はありません。

本当に身体を変えたい場合は、絶対に自力・主体性が必要です。「動き」の修正が必要性です。

歪みとか・・姿勢とか・・・「動き」の結果・現象ですから、そんなものに惑わされないことが大切ですね。

さらに言えば、その「動き」になる原因、さらにその下の原因・・・というように、原因をさかのぼるとその人の生い立ちや価値観にまで及びます。

これに関しては、話が長くなりますのでまたの機会にします。

つまりは、「歪み」より「動き」!ということですね

情報提供:K‐Raku Style Yoga 体軸法 渋谷 森田愛子