感覚と感性

体軸法では、感覚と感性の強化を健康体・自然体の絶対条件と定めています。
感覚・感性、それぞれは体軸法なりの定義がありますが、それは講習会で学ぶことです。

言葉をみてもわかるように、感覚・感性とは、形ではありません。体軸法は形(筋肉・関節)は、あまり重視していません。

もちろん形としての理屈もありますが、それでは普通の体操法と何ら変わりがありません。

ところで・・・なんで体軸法なのか?なんでわざわざ体軸法を名乗ったのか?

宣伝したいとか、自己顕示したいとか、残念ながら私と代表はそんなものは一切持ち合わせておりません(苦笑)

名乗った理由は、他の体操法や健康法に敬意を払いたいからです。

代表曰く
「他と明らかに違うから、他の手法の名称を使うと、他に迷惑が掛かる。迷惑はかけたくない。だから区別するために作った。そうすれば誰にも迷惑を掛けない、全部自分の責任でしょ?」

そういうことです。

こういう考え方の健康もあるよ!というのを体軸法を通して、お伝えしたいだけですね

話を元に戻すと、体軸法の明らかに他と違う特徴は、筋肉や関節よりも感覚・感性を最も大切にしている点です

筋肉や関節は、感覚・感性の結果のようなもので、単なる現象です。その筋肉や関節の裏に隠されている感覚・感性を無視するから、効果が薄かったり、根本から変わらないわけです。

代表が難病を自力で治した際に、筋肉や関節など解剖学・生理学などの医学や東洋医学の発想などは何一つ使っていなかったようです

全ては“軽くて楽”というコンセプトをベースに、言葉にならない自分だけの感覚・感性で一つの健康体・自然体を作り上げただけです。

それを0から文字化・言語化したものが体軸法ですね。だから基礎講習会では専門用語は出てこないのです

ちなみに感覚・感性を文字化・言語化するのは至難の技のようです。というのも代表が言うには言葉はすぐに降ってくるものではなく不意に出てくる、出てきたかと思うと、またでなくなる、忘れかけた頃に出てくる、それの繰り返しだと言っています。

代表が仕事の合間や車の運転中、夜更かしの中で、降って湧いた言葉を書き留め、そんな作業を来る日も来る日も、何年もかけてやってきた作業です。

それを最も近くで見ている私からすれば、苦しんで産んだものをよくもまぁ、あっさりと人に教えるな~、というところですが、こともなげにさらっと教えてしまうところに魅力があるのかもしれません。

そういった産みの苦しみを味わった後に、実際の“動き”の場合は私の厳正なチェックが入り、生徒さんに有益だと判断した場合にのみ、公開されるわけです。

レッスン方法や誘導方法に関しては、私と代表がお互いに協力・検証・会議をして筋道を立てて決めています。レッスンも一見、私が感覚的にやっているかのように思われるかもしれませんが、全て計算しながら慎重に、その場を見極めて判断しています

0から作るというのは、本当に大変な事ですが、やっていてとても面白く、毎日ワクワクします。それを色々な方と共有できるのはもっとワクワクします

何だか、何の話をしているのか、よくわからなくなってきたので、今日はここら辺でお開きにさせていただきます(苦笑)

明日・明後日と、私は群馬で出張!!雪は大丈夫か!?

情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子