妊産婦ケアの基本的な考え方

 平成26年9月13日発売の妊娠・出産関連の本「妊すぐ」の妊娠から出産までの実例レポートに治療院と私森田愛子が、ほんのちょこっと紹介されています。

 

 実は、私のところには産前・産後のケアをしにくる女性が多く来られています。

 

 私は産前・産後のケアを大きく分けて4期に考えています。

 

 1、妊娠前の体つくり(産前の前)

 妊娠中を穏やかに過ごしていただくために必要です。妊娠してからのケアよりも妊娠する前からケアしておくと明らかに楽に過ごせます。多くの妊産婦の女性は、妊娠してから、もしくは妊娠中に起きた不調をきっかけにケアしようと思いやすいですが、妊娠中を楽に過ごし、出産後の回復を早めたい場合は、妊娠前から体を整えておくことが大切です。

 

 2、産前(妊娠中)

 妊娠中は、前期・中期・後期に分けて考えます。体の急激な変化は自分のイメージと実態とのかい離が大きくなります。その都度、そのかい離を修正すると共に不調にも適切にケアします。

 

 3、産後

 出産は体にとっては大きな衝撃です。その衝撃の影響を抜き、回復力を速めると同時に母乳促通法などをお教えします。

 

 4、産後の後

 育児によって、抱っこ疲れ、バランスの低下が起こりやすくなりますのでそのケア、また授乳期や離乳期のお乳のケアも欠かせません。

 

 という感じで考えています。

 

 女性は毎月毎月でも体が大きく変化しますし、妊娠・出産ではさらに大きな変化が起こります。

 

 女性はいついつケアが必要、妊娠したからどうという視点ではなく、常日頃からのケアが本当に大切です。

 

 そういう考えでいつも女性をサポートさせていただいております。

妊すぐ2014秋号