共感覚

 お昼休みに更新を・・・

 愛子先生には、良いか悪いかは別として、特殊な感覚が存在します。受けた刺激が色になり、それを表現することができるようです。人を見ても、色を感じたりと色々な刺激が色として現れるようです。

 例えば、私が治療すると「赤だね」また「黄色と青が混ざっている」というような表現方法をします。

 これは“共感覚”なのではないか?と思います。詳しくは調べてくださいね。

 前にもお話したように、愛子先生は、例えば天才と呼ばれる治療師を会うだけで、その空間・感覚をコピーし、すぐに実践することができます。

 本来であれば、何年も、場合によっては何十年もかけて技術を学び、その空間・感覚を体得するのが通常ですが、彼女の場合、一瞬です。

 最も近くで見ている私自身がそれを一番実感しています。

 これは先天的なものなのか?それとも後天的なものなのか?

 例えば私の場合は、対象となる人の微細な動きを読み、性格や気質、精神状態などを読むことはできますが、これは完全に後天的の得たものです。

 私の場合、人の数倍、聴覚からの情報キャッチ能力が発達しています。これは、中学校の時に難病で入院していたとき、厳しい食事制限があったことがきっかけです。

 厳しい食事制限に耐えられず、病室でカーテンを締めていつもお菓子を食べていたのです(苦笑)。先生や看護師さんにバレると怒られますので、いつも聞き耳を立てて食べていた記憶があります。

 そうすると足音に対して敏感になります。そのうちに色々な足音の中から、先生の足音、看護師さんの足音、そのうち先生でも●●先生の足音、●●さんの足音、これは他の病棟から来た足音というように個人を特定できるようになります。

 さらには、その足音が自分のところに向かってきている足音なのか?他のところへ行く足音なのか?足音でその人の機嫌や性格などもわかるようになります。(←そこまでして食いたいのか?)

 さらには、その感覚が鋭くなると、足音が聞こえないのに、気配でそろそろこっちに来るな、ということまでわかるようになり、しまいには、100m以上離れたエレベーターの開閉、その開閉が私のところに面会に来るのかどうか?までわかるようになります。

 エキセントリックな話になれば、悩みを抱える方のどんな感情が、その人を悩ませているのか?過去にどんな経験をしてきたのか?ということも気配で察知することも可能です。今では音にならない音を察知できるようにもなりました。

 私の観察力のベースは、こんなふざけた体験にありますが、これは完全に後天的に得たものです。つまり、凡人の領域ですので、訓練次第では誰でもこの程度はわかるようになるはずです。

 ところが、話は戻りますが愛子先生の場合、私のような体験はないのです。つまり先天的である可能性が非常に高いのです。

 何なのだろうか?この感覚は?ナゾです。

 お昼なのに、おも~い話ですいませんでした。

 情報提供:体軸法研究会 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史