私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。

私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

もし縁があって、私たちが出会えたのならば、それは素晴らしいこと。

出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。

フレデリック・パールズ

 ドイツ語の和訳なのでこの文が正確かどうかはわかりませんが、私の好きな言葉の一つです。この言葉の本当の意味するところは本人以外知るよしもありません。

 ただ、私自身が難病を克服する過程で得た感性は、この言葉で見事に説明がつきます。この言葉は健康と密接な関係性があります。

 感情的な人間、感情的な社会、感情的な世界の中で、この言葉は落ち着きをもたらしてくれます。

 人は勝手に感動し、勝手に傷つき、勝手に・・・

 こういう世界観好きです。 

 世界観と言えば、話は変わりますが、勉強とは単に提示された事を学ぶよりは、その提示されたものの裏にある世界観の理解の方が大切です。提示されたものはその世界観を具現化したものに過ぎません。

 本当に勉強になるのは、世界観そのものなのですから。

 最近のセミナーの多くは、具現化した“モノ”しか提示しないので、つまらない限りです。参加する側も、提供されたモノ=即金・即活、という発想が大きいのでしょう。物事は熟成してこそなのですが・・・

 また、強烈な押しつけ主観的な世界観を誇示するだけのセミナーも多々あります。これに至っては、寒気さえします。

 治療法も、健康法も、主観的な色合いが強い世界観は勘弁して欲しい限りです。

 ちなみに全て、これらは私の主観的な感想ですので、あしからず。

 情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史