今日、ある方からヨガにチャレンジしたものの、すぐに断念してしまったとの話になりました。
まずあぐらができない、できないあぐらで「ゆっくり呼吸して心を落ち着けてリラックスして～」という声掛けに、既にギリギリの体勢なのでリラックスできるはずもなく・・・
周りに人達はできているのに自分はできない、ということでドロップアウト。
実はこの理由でドロップアウトした方、すごく多いです。
そういうときは、そもそもなぜヨガにチャレンジしようとしたのか？を考えてみましょう。
何かにチャレンジしたくて、ヨガを通して出来ないことを出来るようにしていく、そんな取組みをしたいのであれば頑張って努力するのもいいと思います。
そうではなく、心身共に軽く楽な状態をつくりたい、体質を変えたい、そんな目的で、色々探してヨガを選択したというのであれば、無理する必要はありません。
なぜなら、心身共に軽く楽な状態をつくり、体質を変えるのはヨガでなくても出来るからです。また、あぐらが出来ない等はできなくても特に問題ありません。
心身共に快調でいるために必要なのは柔軟性ではありません。難しいアサナ（体位）をとることでもありません。
大事なのは自分の身体（全身）をうまく使えるかどうか？です。
柔軟性が高くてもうまく使えていない方には不調になる方は多く、逆に柔軟性がなくても全身をうまく使えていれば毎日快調に過ごすことができます。
こういう考え方が基礎にあると、選択を間違わずに済む可能性が高くなります。
私はヨガインストラクターである前に治療家です。身体にとって無駄な事や効率の悪いことは提案しません。治療やヨガに来てくださる方達には質問があればそういう考え方もお伝えしています。
ドロップアウトした方達、というか何もドロップアウトしてません。ただ合わなかっただけです。そんな方達におすすめしているのはK-Raku Styleで主催している「育てなおしの会」です。自画自賛になってしまいますが、身体全体をうまく使えるようにするため、体質を改善し、心身共に軽く楽な体を手に入れる方法が勉強できます。
そのためのセルフケアプログラムも既に出来ています。無理なことはさせませんし、誰でも実践できるものです。もちろん出来なかったヨガのアサナも出来るようにもなりえます。ヨガでも怪我も少なくなるでしょう。
ここでしっかり基礎をつくって、それからヨガにチャレンジしたければすればいいと思います。
