こう考えると少しわかりやすい

 森田敦史です。

 人間の建付けを考えると、足腰が大切です。

 具体的には、腰椎から骨盤・股関節~膝~足首~足といった足腰の静的・動的バランスです。つまり、身体論として言えば、足腰は非常に大事だということです。

 それに対して、人間の感情を考えると、大切なのは肩周りです。

 具体的には、胸郭・肩周り・肘・手首なども含まれます。この部分の静的・動的コントロールです。

 建付けで考えるとバランス、心的要素で考えるとコントロールです。

 それらを一体として統率するのが丹田というところでしょうか。

 足腰と肩周りの大きな違いは?

 呼吸です。

 呼吸による動作への干渉率の違いです。

 細かく言えば、呼吸によって足腰も干渉されますが、肩周りとそれとは比較にならないくらい小さなものです。

 肩周りのコントロールとは、呼吸のコントロールでもあります。

 肩周りでの呼吸コントロールがうまくいくと、丹田という存在を自覚しやすくなります。

 現代人の氣は上昇性が強く、下降力は弱い。

 上昇性を抑えるためのポイントは、

◆下降力をつける。

◆肩周りをコントロールすることで上昇を防ぐ。

 という2つの事を同時に行う必要があると考えます。

 ★足腰の静的・動的なバランス強化 ★肩周りの呼吸コントロール ★そして大中心から動くということ。

 この3つをうまく満たすと身体を痛める動きをしなくなります。

 体軸法指導塾2年目にやる事の一端です。

 1年目は徹底的に心的要素を探究してきましたが、2年目からは身体要素の探究です。

 ちなみに9月からスタートする指導塾新クラスは、おかげさまで満員御礼でございます。

 楽しみにしていてください。