こんばんは!森田愛子です。
最近、よく「横隔膜」というキーワードを聞きます。
一般の方からも、メディアの方からも、横隔膜について質問されます。
ブームなのかな?
一人でも多くの方に体のこと、呼吸のことに興味を持ってもらう事はとても大事です。
でも、一つ気を付けていただきたいことがあります。
横隔膜を何とかすればOK!
というのはありえませんからね。
横隔膜をしなやかに動かすのはとても大事。
でも、背骨が硬いと横隔膜はうまく働きません。
肩甲骨が硬くても横隔膜はうまく働きません。
もっと言えば、足の裏や手の平が緊張してしまっても、横隔膜はうまく働きません。
ということは、横隔膜だけをみるだけでは不十分なのです。
人間は全身の繋がりで、色々なところが関連しあって、しなやかに動く生き物です。
一つのことから体に興味を持つことは大事ですが、それだけを何とかすればOK、ということではないということを知っておくとよいですね。
ところで、横隔膜がうまく働きにくい姿勢があります。
いわゆる背筋を伸ばすような、肩甲骨を寄せるようなピンッとした姿勢は横隔膜の働きをおかしくしますので、要注意です。
背中は丸くていい、肩甲骨は寄せなくていい。
それだけをやさしくそっと、自分に許してあげるだけでも随分違いますのでお試しください。
ところで今日は、ひょんなことからお腹の癖を拝見する機会がありました。
お腹(呼吸)の癖は本当にみんなに理解してもらえやすいですね。