治療という位置づけ

治療って何なのか?

痛みや不調を改善するために、筋肉のコリを取って、関節の異常や骨格の歪みを治す・・・というのが一般的ですが、私は違う考えを持っています

治療とは、痛みや不調を改善するために感覚・感性の強化訓練をする。と思っています。

代表の言葉を借りれば、

「治療で大事なのは、治療刺激を受け取る側の受け取ろうとする意志、受け取った刺激によって身体が変化するという身体の反応を捉える力、その変化の意味がどこに繋がっていくのか?を主体的に考える、または展開する力。」

「受け取ろうとすること、身体の反応を捉えること、変化の意味を主体的に現実に繋げていく・考えていくことを、一連のパターンとして、再度心身に入力し続けることが治療であるということ。」

「そのパターンを様々な方向から入力することで、現実の様々なシーンに結び付ける力が身に付くというもの。人間が器械と違う点は、良くなりたい意志というベースがあれば、そのパターンを入力することを繰り返していると、おのずと自分自身で自発的に解決方向に思考が働くようになる。」

これが治療を感覚・感性の強化訓練であると考える理由です。この力がないと痛みや不調から根本的に解放されることはなかなか難しいと考えています。逆に感覚・感性を強化すると痛みや不調は、その場でも楽になります。

違った視点でみると本を読んで、それを自分なりに解釈して、その解釈した事を現実に照らし合わせて考え、活かしていくこと。

要は勉強と一緒、ということです。だから、渋谷鍼灸理学治療室は“塾”だといつも言っているのです。

これは反復しかありません。

◆受け取ろうとする意欲。
◆受け取った刺激・変化を捉え、認識する力。
◆その変化を活かす為の、考える力。

ベースには、良くなりたいという気持ちが大切、ということです

治療でもヨガでも、実際にはこういった事を意識して行っています。体軸法指導塾では、この傾向をより強くしています

この作業を積み重ねていれば、痛みや不調から解放されるだけではなく、成長・進化しないということが逆に不自然です。

情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子