治療の常識を外す!?~簡単な話です~

整体などの治療というとほとんどの方がイメージされるのは、ベッドに寝て、施術を受ける、という流れ

この事に疑問をさしはさむ余地のないくらい、施術者・患者さんともに常識となっています。

しかし、ここで一つの疑問が・・・

なぜ治療はベッド(床も含む)で寝た状態でしなければならないのか?誰がそんな事を決めたのか?

私なりの答えですが、これには根拠はありません

私の場合は、特に痛みや不調を抱えた方を治療するという前提でお話しますが、寝た状態で治療をしなければならないという絶対的な理由などありません

確かに受ける側からすれば、癒されますが・・・

目的が痛みや不調が改善されることだったら横になっても、立っていても、座っていても、痛みや不調が改善されれば何でもいいのです

治療家がなぜベッドにこだわるのかはわかっていますが、ここではあえてわからないと言っておきます

私が行う治療では、初診時にベッドで調整することはあまりなく、あっても5分くらいです。初診に限らず、ベッドで調整する時間は10~15分と短い時間です。

痛みや不調に対しての治療は、無駄な事はしない、無駄な事をすれば結果がついてこないという大原則があると思っています。

但し、これには周知の常識という大きな壁があることもわかっています。それは世の中では、●○分・△■円という時間をお金に換算する思考が常であるということ、そして短時間で済ますというのは結果が出なかった時には何の言い訳もできないという事があるということです

これには、治療という行為の位置づけや痛みという症状をどう捉えるのか?で大きく変わってきます。

なんだか、常識というのは場合によっては考えれば考えるほどおかしな事であって、人間の都合によって作られているものだと思うことは多々あります

*癒しの施術においては、全く違う考えがあるということをご留意ください。

情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子