3つの“伸ばす”

森田敦史です。

“伸ばす”という行為には3種類あります。

  1. つぶして伸ばす。
  2. 伸ばす。
  3. 伸ばして伸ばす。

ストレッチに置き換えると、

  1. つぶして伸ばすストレッチは身体を壊す。
  2. 伸ばすストレッチは、効果が期待できない。
  3. 伸ばして伸ばすストレッチは効果が高い。

ちなみにストレッチも陰陽調和の世界です。陰陽調和されて初めて“伸ばす”ことができると考えます。

伸ばす際に何を陰とするか?何を陽とするか?ここがポイントであり、これによって意味が変わってきます。ここが体軸法の体勢論とつながってくるところです。

“伸ばす”という行為は、柔軟性を高める為ではありません。柔軟性は結果の世界であり、“伸ばす”ことには本来違う、もっとシンプルで深い意味があるというように解釈しています。

最近は、色々なところで「そうなってしまった結果」を目的としてしまっている事をよく見かけます。

ということで2月は意識的に“伸ばす”ということをレッスンに取り入れております。ですので、2月のレッスンコンセプトは「伸ばして、散らして、落として、定める。」です。

情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史