2面性があって当たり前~正体と本質~

 私は弱い人間です、先生は強くて羨ましい・・・

 まぁ、その通りかもしれません。

 でも勘違いしないでください。強い人間など単なる偶像、人間は皆弱いもんです。もっと言うと人間は強さと弱さを表裏一体で持っているものです。

 周りから見られると、唯我独尊・泰然自若、常に人に惑わされずに、自分のペースで淡々と生きているように思われがちな私ですが。それはあくまで私の正体です。

 正体とは、今行動している自分、周りから見られている自分。

 それに対して本質とは、その正体のベースになっているもの。

 つまり、人に流されやすく、人のペースにはまりやすく、精神的に打たれ弱いという私の本質が、正体のベースになっています。

 自分自身の本質を見極め、それに旺じるように自分の正体があるのです。だいたいは裏腹なものです。

 強く見えている部分と同等に、その部分に弱さが見えるということです。

 威嚇ばかりしている犬が実はこわがりのように、攻撃ばかりしている人間も人一倍こわがりな事などよくある事です。

 また、私は派手なのが嫌い、と言っている方に限って、実は派手なのを求めている場合も多々あります。

 本当の自分とは?ということで悩む人も多く、それは正体と本質、どっちが本当の自分なの?という悩みが非常に多いですね。

 両方、本当の自分です。人間はそういうもんですから。

 自分の本質をしっかりと受け止め、自分の本質を理解したうえで行動し、正体を披露することが大切なのではないでしょうか?

 本質と正体という発想のお話をさせていただきました。

 ちなみに自分の本質と正体の判断がつかない方に支持されているのが0学カウンセリングです。

 簡単に言ってしまえば“自分を知る”という共同作業ですね。

 情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史