本当のところ・・・

 こんばんは。深夜恒例の森田敦史です。

 突然ですが、あなたは以下のような状態に同時に陥ったことありますか?

・ガリガリにやせ細り、筋肉がなくなり、真っ直ぐに歩くことさえままならない。
・1日10回以上の下痢。
・極度の切れ痔でトイレに入ると脳天まで響く激痛と30分格闘。
・1日中襲ってくるしぶる腹痛。
・口の中に出来る5個以上の口内炎。
・何か食べると嘔吐。
・常に37・5度以上の発熱。
・貧血でクラクラする。
・身体中の全ての関節が腫れて常に痛む。
・夜寝ようと横になった途端に2時間以上喘息のような発作が続き眠れない。
・運動等できる体力・気力もない。
・食欲もない。

 私が最もきつかった時に同時にあった症状です。今考えるとよく耐えられたな、と感心するくらいです。

 私はいつもこの事を基準に考えています。

 というのも、私は何かを学ぼうとするとき、その指導者がどんな背景でそれを教えているのか?を徹底的に観察します。

 私が体軸法に自負を持っているのは、背景には、上記のような状況下から生まれたものだという事実があるからです。

 はっきり言うと、そんな状況の中で、筋肉も、筋力も、柔軟性もへったくれもありません。ましてや前向きや希望等も一切存在しません。

 どうなりたいか?と言われれば動物的に、本能的に楽になりたい(死にたいと思うことすら判断できない)。完全に理性が飛んでいる世界です。

 そんな状況下から抜け出す為に必然でやってきたこと、究極の状況下におかれたからこそわかる身体の理屈です。飾りは一切なし、でも的は得ている自負はあります。

・筋肉トレーニングで健康体になる!
・前向き精神で何とかかんとか。
・ストレッチで●●。
・骨盤なんとか。コアがなんとか。
・姿勢がなんたら・・・

 枝葉の理屈を振り回して、安易な事を言って健康を語る人間を見ると、つい言いたくなります。

「あんた、極限まで落ちたことある?」

 夜中になると悪い虫が騒ぐようで、少々毒舌になりますが、深夜更新ということでご理解ください(苦笑)

 情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史