有から無へ、無から有へ

身体の育てなおしにある3つの段階

これは経験的にそんな傾向があるという話です。

  • 第1段階:治療やヨガで自分の身体が変わるという感動が続く時期。(初期)
  • 第2段階:治療やヨガで変化を感じながらも何だかよくわからなくなる時期。(中期)
  • 第3段階:何となく感覚的に大丈夫だと掴む時期。(後期)

「有極まれば無を生じ、無が極まると有を生ず」

東洋哲学にある陰陽の法則性を有と無で解釈した一つです。

つまり、それまでの不調体質という有の状態で、治療やヨガに集中することによって無を生じ(第1段階?)、それを積み重ねていくと無が大きくなって、そうなるといっけん何もないような感じになる(第2段階)、それでも続けていると、今までに経験のない新たな次元の違う有が生まれる(第3段階)ということです。

不調体質という有 → 治療やヨガによって無を生じ →継続することで無が大きくなり →無が極まると新たな健康体・有を生じる。

自分で自分をコントロールできるレベルにある方をみているとそんな気がします。

最初は感動があります、今までに経験したことがないような変化が起きるので・・・。でも、そのうちによくわからなくなる時期が来ます。それでも淡々と続けていると、あるときに腑に落ちたように「わかる」状態になります。

第2段階で何を判断するのか?がとても大事なような気がしてなりません。

意味を見失いかけた時こそ勉強を継続すべし、と先輩から教えてもらったことがありますが、その辺にヒントがありそうです。

森田愛子