意外に伝えられていない“心因性の症状”のケアポイント

 精神的ストレスから肩凝り・頭痛が起こる。

 背中の痛み、腰の痛み、股関節、ひざ、などなど。

 精神的ストレス、大きな枠で言えば心因性の症状ですが、女性ならば少なからず思い当たる節はあるかと思います。

 全てが心因性と片づけるのは乱暴な話ですが、女性が持っている症状には大なり小なり関わってくる問題です。

 心因性の割合が少なからずある場合、どんな症状でも絶対に無視してはいけないのが“腕”の存在です。

 専門的には“上肢”(じょうし)と言いますが、つまりは肩から肘~手の指先までです。(機能的にみれば肩甲骨や頚も含まれます。)

 この心因性の症状と上肢の状態は密接に関係しています。たとえ腰痛でも、ひざの痛みでも、です。

 K-Raku Styleでは、心因性の症状の多くは、上肢の緊張から身体全体の動きが緊張し、内臓にストレスをかけ、というように上から下へ緊張が波及していくと考えています。

 例えば、身構える動きが典型的な例です。

 急にどこからかボールが飛んできたとき、どうしますか?

 普通は頚をすくめ、腕で体幹をカバーし、頚とお腹に力を入れて全体的に丸くなると思います。

 ボールが飛んできたときに関わらず、何らかの強い精神的ストレスにさらされた場合、それは人間という動物にとっては危機であり、防御姿勢をとります。

 ボールと違い、精神的ストレスは持続することが多く、防御姿勢が継続すると、慢性的な緊張に繋がり、自分で力を抜いているようで抜けていない、常に緊張した状態が続きます。

 ある限界を超えると、痛みなどの症状として出てきます。

 精神的ストレスへの耐性が弱ければ弱いほどにその傾向が強くあらわれます。

 この場合、その緊張(ロック)を解除する鍵は上肢(腕)にあります。

 この習性を理解したうえで、上肢(腕)の緊張をうまく抜くことができると、

 頚・肩・肩甲骨・背中・腰・骨盤、とパラパラパラッと緊張が取れていくことも珍しくありません。

 裏を返せば、精神的ストレスを身体に影響させないようにするポイントも腕(上肢)の使い方にあります。

 K-Raku Styleの治療では、この上肢(腕)の緊張を抜くことを極めて大切な事だと考え、また“肩の開け”というメソッドを通して、わかりやすく心因性の症状ケアをお伝えしています。

 興味のある方、ピンときた方は是非お越しくださいませ。

*現在、初診の治療予約はご希望日にもよりますが、ご連絡いただいてから2~3週間後が平均となっております。できるだけお早目のご連絡をお願いいたします。