御苦労さまでしたの一言

今日、代表がボソボソつぶやいていました

80代・90代の昭和という時代を、日本を作ってきた方には、等しく敬意と尊敬の念をいだくべきだと・・・

そのくらいの年になると生きていても何の価値もないと言う方もいますが、それは間違いで、生きているだけで私達の励みになります

その年代の方々の手を見てください。

思わず頭を下げたくなるような、働きつめてきた手です。その手が今の日本や平和を作ってきたかと思うと、心から尊敬の念を持ちます

はっきり言えば、どれだけ手に保湿クリームを塗っても、爪を手入れしても、その方々の手の魅力に比べれば、子供のようなものです

代表は、以前、昭和の時代を生き抜いてきた、超頑固な男性の治療を担当していたそうですが、誰が担当しても心を開かず、態度も口も悪く、誰からも嫌われるような人間だったそうです。

誰にも勤まらないため、代表が担当したそうですが、代表がやったことはたった一つ、「尊敬の念を持って、人間として接する。」

誰にも心を開かなかった人間が、半年後には屈折した形ではあるけれど、心が通じ合うようになったそうです

年寄りだと思って、どこかでバカにする気持ちがありませんか?厄介者だと思っていませんか?

最近は、そういった方々に「御苦労さまでした」という気持ちで接することができる人が非常に少ないような気がします。

助けの手を差し伸べるわけでもなく、救うわけでもなく、ただ一人の大先輩として接する、この事が基礎にあることは、とても大切な事だと思います

情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子