基準

 森田敦史です。

 人間が何気なく使っている“基準”という言葉。

 この言葉は、身体の理屈を考える時には超大切な事実を教えてくれます。

 よく考えてみると、人間が慢性的な動きの癖を積み重ねる基準は限定されています。

 つまり、ポジションは、

①立位

②椅座位

③座位

 大体この3つの基準です。

 ということは、動きの癖を修正するポジションもおのずと決まってきます。

 体軸法の動作修正法に臥位、つまり仰向けやうつ伏せがないのはこの基準からくるものです。もちろん動作修正法以外の目的の場合は、それ以外もありますが・・・

 足元を基準とした修正。(立位)

 骨盤を基準とした修正。(椅座位・座位)

 肩周りを基準とした修正。(両方)

 このように修正には基準があります。

 しかも面白い事に、修正法の数。

 足元・骨盤・肩周りの順で数は多くなります。

 なぜに足元は少なく、肩周りは多いのか?

 その理由は?

 その理由も基準からくる考え方です。

 こんなところを考えるのが何よりも楽しいですね。