型の重要性~もったいない~

森田敦史です。

セルフケアと一言で言っても、多種多様なセルフケアやプログラム・メニューが存在します。

それぞれに特徴はあるでしょうが、一つはっきりと言えるのは、

「もったいないレベルで終わらないでね」ということです。

何がもったいないのかと言えば、例えば、一つのプログラム・メニューがあったとして、だいたいはそれを一通りやってみて慣れた頃に他のプログラムにいってしまう。そういう事がもったいないと思います。

一つのプログラム・メニューを本当に自分のものとしたいとき、またはするときには、段階というものがあります。

第一段階:徹底して慣れる、頭で考えなくても身体が動くまで修得すること。

第二段階:自分の癖に気付けるレベル、頭で考えなくても動けるようになってくるとその日の自分の癖や、自分の習性などに気付けるレベル、つまり“気付き”が多い段階に入ります。
ここで言う気付きとは、大雑把な気付きというよりも自分自身の内面にある、なかなか気付きにくい小さな、しかし極めて重要な気付きの事を指します。

第三段階:気付いた事を他の環境に活かすことができるようになる。また同じプログラムも繰り返しにより、中心感覚がより明確に強化されるようになり、より簡単に発現できるようになります。これが自分の身体への自信や信頼に繋がります。

このような段階がありますので、例えば第一段階で終了してしまうことによって、せっかく次の段階のスタートに立ったにも関わらず、深い理解を得る前に終わってしまうという極めてもったいない状況になってしまいます。

逆に言うと、第二段階で小さな、でも深い気付きが一個認識でき、それが2個・3個となり、それが楽しくなり、そして他の環境にその気付きが活かされ、連動できるようになってくると、そのうち自ら求めるようになります。

ここまでくると、日常で生きているだけで気付きの連動が起きてくるようになると考えています。

こういう気長な話は嫌われますが、ご容赦ください。

でも、型の重要性というのは、こういうことです。