呼吸を伝える九州の旅②~熊本編~

森田愛子です。

呼吸を伝える九州の旅。

10月14日(土)~16日(月)の九州の旅、1~2日目は福岡でエコ&ビューティ出演からの16日は九州新幹線に乗り一路熊本阿蘇へ。当日は平日にも関わらず多くの方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。

熊本で開催したワークショップはcafe et brocante TienTienのオーナーであるYamadaMayumiさんが企画してくれました。

これはワークショップ当日のTienTien特製のランチボックス。

オーナーのMayumiさんは本当に人の事を、人の事しか考えていないような素敵な女性でした。

そんな彼女から熊本の被災について色々と聞き、私自身も熊本の街についてびっくりしたのは、大げさではなく、あちこちの災害の爪痕が今でも生々しく残っていることでした。

 

「熊本をもっと元気にしたい。」

彼女の一言が私に突き刺さりました。

 

そもそもなんで私は呼吸の事を人に伝えているんだろう?

自分を知らない。
息することを忘れている。
自分の心を閉じる。
体の声を聞けない。
思いやれない。
そして、生きづらい。

長年治療家として活動してきて多くのクライアントさん達と接してきていつも感じていたこと。

息をする、というシンプルだけど本質。
自分の中に安定をつくる。
安定が安心に繋がり、
安心がゆとりとなり、
そのゆとりで人に、もちろん自分にも優しくできる。
そして、生きる事が好きになる。

そうなればよいと。

 

息をちゃんと吸えない、そして吐けない。

ただこれだけの事実がいかに多くの方達にとって、体の不利益を被っているのか?

多くの方が知らないこと、まだまだ社会に認知されていないこと。

大人はもちろん、子供の頃から既に芽は出ている。

 

 

知ってほしいこと、身につけて欲しいことはただ一つ。

息を吸って吐ける体をつくることの意味。

これだけ医療が発達しても慢性的な症状や体調・体質に悩む方は減らないのはいつまで経っても正常・異常という基準だけが表に立っているから。

元気な人ほど、調和・不調和という感覚の基準で自分の体調を把握し、管理できる力を持っている。

これを、呼吸を通して高めることができる。

呼吸は、人間であればだれにでも当てはまること。

 

熊本は、そんな自分自身の原点を思い出させてくれました。