代表から面白い話を聴きました。
代表が診ている麻痺の若い患者さん、順調に回復しているようですが、新たな動きを獲得する時、できたときには決まって共通した状況にあるようで。
インターネットでゲームをしているときだそう。
なんかこう、ゲームをしていて、何となく脚をひょいっとすると、あれ?今までここまで動かなかったのに・・・というように動いてしまう・・・
ゲームに集中している時、特に慣れたゲームをやっているとき、人間は左脳の働きが弱くなっているのではないか?いっときゲーム脳なる言葉が出ましたが、いわゆる思考停止状態に近い何等かの状態が生まれているのかもしれません。
人間は面白いもので、動かそうとすると動かさない力が働き、やろうやろうと思えば思うほどに力みが強くなりがちな生き物です。
わかりやすく言うと、頭で考えて動こうとすると、それはかえって邪魔になって、なかなかうまくいかない事が多々あるということです。
そんな頭を思考停止にし、何等かの状態に導くことによって動かなかったものが動いてしまうのかもしれません。
もちろん、日々の訓練の積み重ねは大前提です。
動こうと思うのをやめたとき、やろうやろうと思うのをやめたとき、動けてしまうこと、出来てしまうことはよくあること。
この話、言葉じりだけを捉えないでくださいね。
でも、あなたにも似たような経験はありませんか?
森田愛子