動きを知るには・・・

 動きを知るには・・・

“究極に動かない人をよく観察するのがよい”

 と私は思います。究極に動かない人を観察すると、その身体的な問題点があらわになります。

 究極に動かない人を、とことん観察すると最終的な観察対象は、“手”に至ります。

 身体の歪みや不調の原因を身体的に、とことん追求すると“手”に至ります。

 “手というよりも四肢末端といった方が良いかもしれません。

 なぜ“手”なのか?

 それには人間にしか持ち得ない理由があります。

 それは“進化”という言葉で表現できます。

 “手の巧緻性の進化”と言い換えることができます。

 つまりは“手の器用さ”ということです。

 動物の中で圧倒的に“手の器用さ”に優れている人間は、それがゆえにある大きな代償を払うことになります。

 これが、歪みや不調和を身体的に考えた時の本態であると考えています。

 どこでも教えてくれない事実です。

 なぜ、これに気付く専門家がいないのか?私には不思議で仕方がありません。

 これは、是非お伝えし、体感していただきたいところです。

 今度のワークショップは、“手”にしてみましょうか?

 情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史