アイコセンセイガブログコウシンシナイトガンバル森田敦史です。
誰にでも仕事の美学はある。
どのように仕事に臨むか?
怒られるかもしれませんが、治療を仕事だと思ったことは一度もないというのが正直なところ。元来“仕事”という言葉が好きになれない性分ですので、この“治療”をどうしたら仕事だと感じずにできるか?というのは日々考えていました。結果的にはプロの技術提供はしますが、仕事という感覚はまるでありません。
好きだからやっているし、楽しい。だから疲れないし、一生できるんだと思っています。
同時に“仕事してる感”を出すのも好きではありません。これはそういう人をかっこいいと思えない考えがあるからです。
「この人何してるんだろう?」
というようなイメージで一生過ごしたいものです。
先日も「先生って実は忙しい人なんですね」と言われたときはとてもうれしかったです。忙しいと言われたことが嬉しいのではなく、それまでは何となく暇な印象を与えていたことが嬉しかったです。いつもその辺をうろついているような印象があったのでしょう。
私にとって、忙しいという定義の一つは1日18時間ノンストップ労働。
それ以下は全くもって忙しいとは思いません。10~12時間のノンストップ労働を忙しく感じない感覚ですので「暇なんですよね~」とは言っても実際には10時間くらいは活動しているわけです。自分の中では14時間までであればノンストップ労働しても心身を保つ術は心得ています。
ゆとり・余裕、そんなものが長く続けるには大切なことです。
ゆとり・余裕は時として、その実態ではなく、自分自身の脳がそう感じるか感じないか、と考えています。
1日8時間労働に慣れている人は、10時間労働になると大変。でも1日12時間労働だった人が10時間労働になると楽になる。ようは同じ10時間でもそれをどう感じるかはその人次第ということです。もちろん限度はありますが、自分の脳にどのような感覚をセッティングするのか?
私の尊敬する経営者の一人は、もの凄い多忙な方ですが全くと言っていいほどその雰囲気を出さない。脳の中でのゆとり・余裕をしっかりとマネジメントできているのでしょう。
プロとは、さらりとやってのける。
「コイツ仕事してんのか?」
最高の褒め言葉です。
仕事の美学でした。
情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史