あきらめたら、そこでおしまいだよ。

 一昔前のバスケ漫画での監督の一言。

 こんばんは、森田敦史です。

 私が渋谷で治療するとき、クローン病の患者さん達を何名か観ていますが、今日は一つ質問がありました。

「どうしてあきらめずに克服できたのですか?」

 この類の質問は久々でした、答えは簡単。

「あきらめたら、そこで終わりだから」

 東洋医学を試したのも、簡単な理由。

 西洋医学では治らないと定義されている以上、西洋医学では治りません。当たり前のことです。その反面、クオリティの水準がないという意味で、リスクが大きいけれど東洋医学では0%ではないという希望を持っていたからです。

 1%でも可能性があるのであれば、0%の西洋医学よりはマシだという単純に確率論での話です。

 実際は、東洋医学でも何だかよくわからない結果で、結果的には誤解を承知で言えば、克服する際に直接的に役に立ったのは人間学や哲学でした。

 あきらめたら、本当にそこでおしまいです。

 最悪の場合も想定しました。つまり、あきらめずに挑戦しても治る保証などどこにもありません。逆に色々な情報を集めてみると、治らない可能性の方が大きかったように思います。

 それでも、あきらめて治らないよりは、あきらめないで挑戦して治らない方が良いという覚悟も当時はしていたように思います。

 後悔だけはしたくなく、常に希望を持って生きたいという願望かもしれません。もちろん、これは正解ではなく私の私見、人それぞれ考え方があると思います。

 でも、よく考えると、世の中に保証されているものなどほとんどないように思えます。そうであれば、最も大切なのは、自分が自分らしく、納得できる道を探し、選び、進むだけのような気がします。

 ちなみに周囲からは心配されます。アドバイスを求めても、今の状況を受け入れて云々かんぬん・・・つまりは諦めろってことか?

 子供のころには、夢をあきらめるな!。

 ちょっと無謀なチャレンジをしようとすると諦めろ・・・

 私にとっては不条理な世界です。初めに言ったんだったら、最後まで言ってくれよっ・・・

 最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、そんなところです。

 情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史