骨巨細胞腫、まずもってなかなか聞かない病名でしょう。
一種の難病です。まず私のような東洋医学系の仕事に従事していても、お目にかかれる病気ではありません。私はご縁で、この病気の治療に携わっています。
この病気に東洋医学は有効なのか?
有効なのかどうかを論じる前に、まず私の考える東洋医学とは、病名に対してのアプローチではないということを説明しておきます。
病名や状態・所見は、あくまで“結果”です。“結果”には“原因”というものがあります。
つまり腫瘍がなぜ生まれてしまうのか?ということです。
私の考える東洋医学は、そもそも生まれないないような身体を作ることを目的としています。
出るには出る理由が、出る理由がなくなれば出ない・・・子供にもわかりそうな単純な発想ですが、これは重要なポイントです。
これに関しては、私自身の仮説がありますが、文章では書きにくい部分が多いため省略させていただきます。
ちなみに私の治療している方は、何度も手術・再発を繰り返していました。つまり、切っても切っても、腫瘍を作ろうというしている細胞は、ひたすら出しどころを探して、切ってもどこかにまた出す。という事です。
そもそも出す理由がなくなれば、出なくなる。
その解決の可能性は東洋医学にはあると考えられます。東洋医学というよりも、もっと具体的に言うと“食事”ですね。
人間は食事という材料によって作られています。ということはその材料が粗雑であれば・・・ということになります。
個人情報の観点から詳しくは言えませんが、その患者さんは、半年ペースで再発していましたが、食事を切り替えてからは、1年経過しても、今のところ悪化の気配はなく、様々な部分で回復の兆しが出ています。
骨巨細胞腫に東洋医学が効くのかは、その証明はされていません。しかし、そもそもそういったものが出ないような体質に変えることによって、結果的に効果があるという解釈も現実に回復例をみている事実から否定できません。
残念ながら、骨巨細胞腫に関しては、その患者数の絶対数がない、さらにそのなかで東洋医学に挑戦している患者さんは、さらに少ない事を考えると有効性のデータを出す事は非常に困難です。
現状では、この程度の私見しか申し上げられませんが、何かの参考にしてください。もし、私の東洋医学的な私見をお聞きになりたい場合やご相談がある場合は、カウンセリングも可能ですので、よろしければお問い合わせください。
尚、東洋医学(食事療法など)を導入するには、メリット・デメリットが存在します。これについてはまたの機会にご報告致します。
情報提供:渋谷鍼灸理学治療室 体軸法 渋谷 森田敦史