森田敦史です。
現実的に考えると、自然治癒力というものは、自然治癒力が働く環境を作らなければ、十分に作動しないと考える事が大切です。
つまり、自然治癒力は、以前にも申しましたが、自然治癒力が働ける環境を作った人に十分に作動するのであって、何もしていない人に作動する
ものではありません。
環境つくりを何もしないで、自然治癒力に期待するのは単なる“問題の放置”でしかないと考えた方が良いです。
自然治癒力が働く環境とは、簡潔に言えば頚と腹の有り様です。
頚と腹の有り様に大きな影響を及ぼすのは、呼吸・歩き・体勢・所作。
逆に言えば、呼吸・歩き・体勢・所作で、頚と腹の有り様をコントロールする事が可能です。
動きによって心身をコントロールするというのは、こういうところを指します。
この4つには共通点があります。
全てが、使い方であるという点です。
ストレッチやセルフマッサージのように現象に対するアプローチではありません。
使い方、自分自身の身体の取り扱い方です。
うまく自分を操縦できるようになると心も身体も楽になりますし、自然治癒力が十分に作動する環境が出来てきます。
そのためには、日々研鑽し、磨き続ける事が大切です。