質問には本当の学びがあると私は思います
質問という行為そのものをみてみると、質問するためには自分の頭で何を質問するかを考えます。
そして考えた質問を自分の言葉に出して、相手に話します。相手は、その質問を受け、回答をします。その回答を質問者は聴きます。
同時に質問者は、その回答を自分の頭で処理して、自分なりの解釈をします。
このように質問というのは、簡単に分解しても、
・質問内容を考える思考
・質問を言葉に出して相手に伝える思考
・聴いている回答を処理する思考
・回答を自分なりに解釈する思考
がありますね
この間、質問者の思考はかなりのスピードで動いていますので、そこから気付きや理解、さらなる疑問などがあります
私はこれが本当の学びだと思っています
ところが、セミナーやワークショップでは質問を受け付けないところも結構あります。
そういったイベントも目的によってはOKだと思いますが、基本的には質問のやり取りのなかで、本当に理解が得られるのではないでしょうか?
質問するということは頭を使うんです。また、質問するという自分の口から出た言葉は真剣に考えるのです
聞いてばかり、受けてばかりのイベントは、どうなのだろうと私は思ってしまいます。講師の考えや意図はやり取りの中からにじみ出てわかるものです。
また、講師サイドとしても質問のないイベントをやっても、講師自体の生長はあまりないと感じています
という事があって、体軸法の勉強会をやるときに、私は代表に質問どんどんOKというスタイルで・・・と要望しました。
代表も私と同じ考えで、質問大歓迎!ということで勉強会を始めたのです
しかし勉強会に参加されている方はわかると思いますが、質問ってなかなか出てこないんですね、質問をするには頭を使わなければなりません。
だから質問は頭をシャッフルして、回転させるのです。煮詰まってしまうこともありますが、そんな混沌とした状態から気付きやアイデアが生まれるのではないでしょうか?
代表は、自分自身によく質問するようです。その質問に対して、自分で答え、答えられない場合は、答えられるようになるためにまた追求していく・・・
質問は、あなたを飛躍的に成長させます
情報提供:渋谷鍼灸理学治療室 体軸法 渋谷 森田愛子