認識基準が変わると感覚が変わる

生徒さん「先生、最近ヨガ教室が終わった後、普通なんですけど。以前は地に足がついた~!という感覚が強かったのですが・・・」

ちなみにその生徒さん、以前は多かった不調は相当に改善され、とてもうまく自分の身体をコントロールされている方です。

不調体質ではないのに、ヨガ後の感覚が普通・・・

これは明らかに素晴らしい兆候です。なんでって?だって異常じゃない普通を目指しているんでしょ?

不調体質である方は不調に慣れてしまっている方が多いですので不調なのが普通。普通なのが異常という状態です。ヨガをすると不調という普通から、普通という異常に変化します

当然ダイナミックな変化なので、大きな変化として感じ取れます。

しかし、不調体質が改善され、普通なのが普通、不調なのが異常になってくるとヨガ後も普通なのです。ダイナミックな変化が以前ほどではないということです

つまり、知らず知らずに当初ヨガ後に得ていた感覚が普通の感覚になってきたということですね

不調という認識基準から普通という認識基準に変わったということです

私も代表も以前から言っていますが、健康は素晴らしいことですが、決して面白いことではありません

だって普通なんですから。

グラウンディングは、ヨガをするから得られるものではなく、いつもあるものでなければなりません

いつもグラウンディングしていると、それが普通になってしまいます。普通になってしまうと当たり前ですので、とりたてて面白みを感じないのです

ですので、ヨガ後に普通なのは素晴らしいことです

健康体とは、特別な事ではありません。人間は何事もドラマチックな事を求めやすいですが、特別ではなく普通なのです。

情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子