ただいま、群馬の出張から帰ってきました
群馬では、すでに2年近く行き続けていますが、継続して治療している方の成長には目を見張るものがあります
うれしい限りです。
ところで、今日の記事は激辛口ですので、何か嫌な予感がする方は読まない方がいいかもしれません
治療をしていると、いつも思うことなのですが、色々な治療院に5~6か所通って、それでも腰痛が治らなくて・・・という話はよく聞きます。
確かに治療院に行けば、治療をしてくれます。その治療が効かなかった。ほかの治療院にも行った、でも効かなかった。
ようはそんな体験を5~6か所繰り返せば、もうわかるでしょう?
5~6か所行って、効果がなかったということは、その治療のせいではなく、自分自身に問題があるのでは?と思うのが自然な発想です。*もちろん違う場合(本当に運が悪かったか、病変がある場合など)もありますが、この記事の趣旨を理解して読んでくれるとありがたいです。
はっきり言えば、認識レベルの低い方はどんな治療を受けても、効果は感じにくく、逆に認識レベルの高い方は、とりたてて優秀な治療を受けなくても効果を感じます
体軸法で言う感性(事実認識力)です
治療家もそうです。なぜ認識力の低い患者さんに
「あなたの認識力は低いから、そこから強化しないといけない」
「5~6箇所も通って効果を感じられない一端はあなた自身の認識力不足もあるのです」
と言えないのか?私には不思議でなりません。骨盤のゆがみがどうとか?気のめぐりがどうとか?結構ですが、大前提としてそれを感じ取れる力があるかどうか?を観なければ治療などできません
私たちが技術レベルを向上するために精進するのは当たり前ですが、患者さん自身も認識レベルを上げるために精進する必要がある。治療は、そんなお互いの精進で成り立っているものだと思います
だから、私はいつも治療は自発性・主体性がないといけないと言っています。ただ、ベッドの上でコロンとなって、まな板の鯉になるのが治療ではないと自信をもって言えます。
自分の身体を状態がわからない方もいるのです。だから、私は自分の身体を把握する能力をつけましょうと言います。それは、自分の身体を把握できない人に、治療の効果や変化を把握できるのか?と思うからです
ここまで言い切るのは正直、勇気が要ります。勇気がいりますが、結局は今治療している主体的に頑張っている患者さんや回復していった患者さん、自分に自信を持ってコントロールできるようになっている患者さん、多くの方の声があるから揺らがない信念で言い切れるのです。
だから体軸法では、感覚と感性が命だと言っています
これは、一人ひとりの患者さんと、一人の人間として向き合ってきて、患者さんたちから教えられたことです
ありがとうございます
情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子