どの世界でも、究極まで落ちて回復した人の話は本質を突いています。
なぜ人は落ちると本質がわかるのか?
ちなみに私は本質という言葉を安易に使いたくないので、以下は「深いところ」と言い換えることにしておきます。
私は最近この事をよく考えています。私自身究極まで落ちた経験はありません。だからこそ考えるのです(←真面目でしょ、笑)
落ちるところまで落ちた人は何かを悟ります、飾りのない深いところの何かを悟ります。
何でもいい、身体でも仕事でも、お金でも、落ちてから上がった方の話はそれなりに力を持っています。
健康の世界でもそうです。
代表は「動き」を追求する人間ですが、彼の言う「動き」は通り一辺倒の理屈ではありません。
彼は、自分で歩くのがやっとくらいまで、筋肉が削ぎ落ちた経験を持っています、しかも3度も・・・。私もその時を知っていますが、今とは比較にならないくらい貧弱な体型をしていました。
そんな状況だからこそ、筋肉を使わない超合理的な「動き」をよくわかっているのです
こういった経験をしていないと、わからないのだと思います
落ちていなくても深いところのわかる人間は、究極まで自分を修行か何かで追い込んだ方でしょう。
どちらにせよ、究極まで追い込まれないと深いところはわからないのかもしれません
代表の身体感覚や身体の診方は、まず普通に生きてきた人間であれば気付かないところですね。
究極まで体力が落ちた人間と、究極まで身体を追求している一握りのトップアスリートは、感覚的に似ているのではないか?と思います。
というのもどちらも「動き」に対しては、ストイックです。日常にまでその追求をします。
代表は、朝起きてから寝るまで、徹底的に自分の動きを追求しているのです
変人ですね(爆)
ちなみに私は今でこそ体軸法と声に出して言っていますが、元々は私と代表は、治療スタイルが全く違う仕事では相容れない人間でした。
もちろん自分のスタイルにはプライドを持っていたので、まず代表と交わること、代表に合わせることなど想像もしていませんでした
ところが色々と話を聞いていくうちに、どれもこれもズバリといった視点を突くものですから私も自然とその考えになっていったのです
自分自身の身体も超健康体に変化して、治療する患者さんに対して、なぜこの人は治らないのか?という疑問がほとんどなくなりました
つまり身体に対しての不思議がなくなってしまったのです
そんな経緯があり、今では体軸法の考えをメインに活動しています。
代表は自分自身の中でつじつまが合わないことだけは絶対に嫌だと言います。自分の中でつじつまの合わないことを人に説明できないからです。
人を治療する以上は、この仕事に就いている以上は、しっかりと整合性の合う理論を持ってあたりたいから、より精度を高めるために毎日研究しているとも言います
何だか話がそれてしまいましたが、要は日々確信を持って仕事していますってことで・・・
情報提供:渋谷鍼灸理学治療室 体軸法 渋谷 森田愛子