肩こりの治療。
私のような治療師にとっては、肩こりを治療することが非常に多いのですが。
肩こり治療のミソは、問題は“肩のこり”だけにはない。ということ。
治療の世界ではコリを硬結と呼びます。肩こり治療のミソは、問題は筋肉の硬結だけにはないということです。
肩こりをどう捉えるのか?ということです。
肩こりを肩のこりだと捉えるのか?本当にそうなのか?
こりをほぐせばいいのか?
では腕?骨盤?骨の歪み?バランス?
そういった構造・機能という視点ではない、もう一つの視点が必要、というよりもここがミソになってくると思います。
肩こりは構造・機能の治療では測れない部分があります。人間はモノではないからです。
人間はモノではない、という事は誰しもがわかっていつつも、その事を治療に活かすことは至難の業です。
慢性的な肩こりは治るまでにそれなりに時間がかかる、これは一般的な話ですが、必ずしもそうとも限らないのが本当のところです。しばしば慢性的なひどい肩こりの患者さんが1~2回の治療で、それ以降肩こりがなくなってしまうことがあります。
ようは魅力的な“一発で治る”ということです。
ガチガチに凝っていても、です。
なぜでしょうか?
構造・機能で考えても、なかなか結論が出しにくいところです。
肩こりって何なのでしょうか?
森田愛子