病気と病は違います。
私は、病は、生理学的・物理的な正常に機能していない所見や状態を指すと思っております。
それに対して、病気とは、生理学的・物理的な所見や状態に加え、その病にまつわる認識や観念が不安感と恐怖感を伴って脳にインプットされる事であると解釈しております。
この不安感と恐怖感を伴って・・・というところがミソなのですが、往々にして不安と恐怖が病を病気させ、症状や進行を進めてしまう大きな原因となりえます。
しかし、こと病という状態を西洋医学から一転して東洋医学や自然医学の分野で目を向けると、必ずしも病は不安と恐怖を持つ必要がないということが認識することができます。
難病治療の場合、この不確かな認識からくる不安と恐怖がそもそも必要ない、心配ないことだと認識することが大事になってきます。
不安と恐怖は、不確かな認識から。不確かな認識は勘違いと時として甘えから、勘違いと甘えは、その方の社会におけるポジショニングや家庭環境、育った環境などが大きく関係してくるものと考えております。
その辺の事実を変える必要はないのですが、それを踏まえていかに前向きに活かしていくか?というところがポイントでしょう。
過去を否定するのではなく、過去は過去という事実が存在し、その上で現在があり、現在の積み重ねで未来がある、というような感じです。
情報提供:渋谷鍼灸理学治療室 体軸法 渋谷