無効な技か?無能な人か?

 森田敦史です。

 料理と治療は非常に似ています。

 キーワードは“素材”です。

 治療の素材を技として、料理の素材を醤油や味噌・酒などとします。

 料理では、当たり前ですが、素材を入れればいいというものではありません。当然にその量や入れる順序・タイミングが大事です。これを間違えるとマズイ!同じ素材を同じ量使ってもマズイ!料理として成立していない。

 治療も同じ。

 様々なテクニックは、その手数や順序・タイミング、同じ技でも結果は全く違ってしまいます。この技は使えないと見切るのは簡単ですが、自分が出来ていないだけという事も同時に考察することも大切です。

 料理に酒を入れるタイミングを間違えて、マズくなって、酒はこの料理に合わないという事にならないように・・・

 そんな素材をどのように使い、活かしていくのか?私のライフワークでもあります。

 ダイヤモンドはつけるよりも、原石を磨く方が好き。

 料理は食べるのも好きですが、作るのも大好き。

 誰もが見向きもしないガラクタで、誰もが役立つ使い方を提案したり、必要としてくれる環境に持っていくのは震えが走るくらいに感動します。

 最近では、そういったワクワクを様々な方と共有・共感する喜びも加わっています。

 正直、こういう感覚を求めているだけで幸せを感じます。この感覚を味わいたいから仕事をしているのかもしれません。お金を稼いでいるのも、生活する為はもちろん、こうした感覚を味わえる環境を守りたいからだと思っています。

 但し、人を巻き込む以上は責任が伴います。人に何かを公開した場合は、そのものに対しての責任やその活動の持続可能性の追求、またその活動を続けていくためのマネジメントも必要です。

 やりたい事の裏には、やらなければならない事もあると常に自分に言い聞かせています。

 ということで明日は調腹法セミナー&所作セミナーを開催します。

 頚の解放プログラムは3年以上続けています。上記2つもおそらくそういった体軸法的に言えば根幹を成す手法になっていくであろうと確信しています。

 特に所作に関しては、かなりのマニアックセミナーです。

 心ー動ー身と心ー技ー体。

 アスリートで、心と体は技を追求することによってコントロールするという考え方が好きです。体軸法では、心と身体を動きを追求することでコントロールします。

 人生という、いわば人によっては消耗ゲームになってしまうものをうまくわたっていくための動きの追求。

 どのように追求すればよいのか?という一つの基準を明日お伝えします。

 参加される方はお楽しみに!!