こんばんは、森田敦史です。
今日は暑かったですね、不調体質の方は暑い・寒いに対しての感情的な反応が強い傾向があります。
感情の拒絶は、身体の拒絶と直結しますので、いやだいやだと言う分だけ身体も辛くなるだけですね。
いちいち暑い・寒いに過敏に反応していては生きてはいけませんので、暑ければ暑い、寒ければ寒い、単にこの事実の認識だけでいいと私は思います。
暑い暑いといって涼しくなることもなく、寒い寒いといって温かくなることもない。
明日はどうでしょうか?
暑ければ暑いでしょうし、涼しければ涼しいでしょう。
ちなみに痛みに対しても同じ事が言えます。特別な場合を除いて、痛みに感情を過剰にセットするから痛みが増すのです。
痛みに感情をセットしなければ、痛みは消失ないし、少なくとも減少します。
痛いとき、どんな感情がありますか?
痛い、それは俗に言う痛いという感覚。
良いも悪いもない単なる感覚。
そういった事実認識ができるようになると痛みを自在にコントロールできるようになります。
そもそも、痛いという言葉、それを伝える相手がいるから存在している言葉ですね。地球上に一人しか居なくなったら、そんな言葉は何の意味も持ちません。
私自身も究極まで痛みで悩まされていた時期に、どれだけ痛いと言っても誰も助けてくれない、だから人に言う事を止めましたし、バカバカしくなってしまったという感じです。
痛みを主張する意味と相手を無くすと、不思議なもので痛みはあるのですが、それを痛いと感じなくなってしまいました。
痛みという事実は確かに存在します、しかし痛みという言葉と、それに対するネガティブな感情は人間が作ったもので絶対的な事ではないという事実の存在も認識する必要があると思います。
痛みを複雑化するのは人間、痛みを単純化するのも人間、つまりどちらにせよ人間次第ということです。
情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史