森田敦史です。
今の時代は、実績・数字のトリックの時代です。
ということをかれこれ2年半くらい前のブログに書きました。(覚えている方は凄い!)
一部のそのまま以下に抜粋。
「実績や客観的とされている数字は、何かの正当性や効果を証明するための要素となっています。
各分野において、実績や数字を取り上げて、信頼できるという事をアピールしています。
ところがこの実績や数字の取扱い方は非常に稚拙です。
例えば、●●研究所公認。という文言。日本では●●研究所は別に何か手続きしなければ作れないものではなく、名乗れば誰でも明日から名乗れるのです。
●●という会社が、●●研究所を作って、●●という商品を●●研究所推薦・認定・公認などの文句で宣伝しているものです。
これは明らかに自作自演ですね。ここまであからさまなものはなかなか少ないのですが、売る側として色々なトリックを使って、その信頼性を宣伝しています。
これが実績や数字の稚拙な使い方です。毎日のようにメディアで見られますね。
今は勢いだけでそれをやっている感がありますが、おそらく7~8年くらいすると比較的成熟した実績や数字の使い方が少しずつ浸透すると思います。
ただ現在は非常に稚拙なものですので、何かを判断される場合は、そういったところをよくよく考えてみる必要性があります。
繰り返しになりますが、今はトリックの時代ですね。」 というのが2009年秋頃の記事。
あれから2年半経過しています。今ならもう少しは上手く書けたような気もしますがご容赦ください。
記事の中で後7~8年もすれば・・・という文言から2年半経ちましたので、後4~5年すれば、と今では言い換える事が出来ます。
しかし、上の記事を書いて2年半しか経っていませんが、随分と実績や数字を観る人の目が変わったなと感じます。
人々が情報を集める媒体選択の変容が何よりもそれを教えてくれます。
もっともっと変わっていくのでしょう。
提供する側から観れば、それを「やりにくい世の中」と捉えるか、「まっとうな世の中」と捉えるか。
その人次第ですね。