「動きの質が変わってくると、動きの質と感情の質にギャップが起こるんですよ。そのギャップを自覚した時、これが新たな自分への扉を開けるか?戻るか?の岐路なんです。」
今日の体軸法指導塾での1コマ、代表の話です
相変わらずわかりづらい表現ですが(苦笑)、解説すると体軸法では、動きの質(A)と感情の質(A)は良くも悪くもセット(2A)になっているとしています。体軸法レッスンなどで動きの質が例えばAからBに変わってくると、動きの質B+感情の質Aとなります。
ここで同類(AとB)ではなくなってしまう、というのがギャップの正体です
そうなると人間が取れる選択肢は2つ。
1、動きの質A+感情の質A=つまり、せっかく変わった動きの質Bを感情の質Aに合わせる、というよりも元に戻るという以前と同じ2A。
2、動きの質B+感情の質B=2B。こちらは、動きの質Bに感情の質Aを合わせる新たなセットに移行するもの。
動く事で、動きの質を変えるということは、感情、つまり心を変える選択権利を得るということなのかもしれません
いざ、この選択する岐路に差し掛かって、どちらを選ぶかは、本人次第。以前から慣れ親しんだ方に動きやすいのが人間の心情ですから、少々の勇気と決断が必要です。
つまり、今までイライラしやすい(感情)人が緊張性動作(動き)を取っていた場合、緊張性動作という動きを自然動作に変えていくと、今度はイライラしやすい人:自然動作というミスマッチな現象が起き、この違和感・ギャップに気付くことになります。
そうすると、人間は、イライラしやすい方に合わせる、ようは自然動作をまた緊張性動作に戻してしまう。もしくは自然動作に合う感情を合わせていくか(イライラしない)ということになります
このギャップは実際に今まで観てきた生徒さんや患者さんが私達に教えてくれたことです
感情の質を変えて感情の質を変えるのはなかなか難しいのです。しかし、様々な角度から動きの質を変えて感情の質を変えることは、比較的取り組みやすいのです。
少々ややこしい話ですが、指導塾に参加された方は皆さん楽しんでくれているようです。まだ4回しかやっていませんが、既にそれぞれの方の動きを通して、心が変わってきています
毎回素晴らしいことを言ってくれています。私の方こそ教えられることが多々ありますね。
情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子