前回の記事で書いたように、元々はサロンオーナーが使わない日に使わせていただくところからスタートした治療院。
2008年にサロンオーナーが引き払い、その後に渋谷鍼灸理学治療室となったわけです。
その時は代表は既に障碍者の在宅治療で忙しく動き回っていた為、渋谷に来る時間はほとんどありませんでした。ということは必然的に治療院は私がメインになります。
その時に代表と話した事は今でも鮮明に覚えています。
そもそも個人経営は何ら信頼がないというところからのスタートだということ。
特に女性で癒し系ではなくいわゆるコテコテの治療家は決して多くないので大変だということ。
まず信頼を得るために動く、その姿勢を見せることが大切。
いくら腕に覚えがあっても、信頼してもらえないと治療が出来ない、そもそも仕事をさせてくれないというのが真実です。
私は女性ですので、女の片手間でやっているんじゃないか?どうせそのうち辞めるんだろ?的な疑念を抱かれたり、馬鹿にされるのが何よりも悔しいことでした。これは以前勤務していた治療院で副院長をやっていた時も感じた事です。
しかし、それをいくら口で説明してもわかるものではありません、まずは3年間黙って覚悟を決めてやり続けること。
不言実行、言葉よりも行動で。
仕事として認めてもらい、プロとして認識され、そしてあなたにとって、とっておきの治療家になる。
「この人は一生この仕事をしていく人なんだろうな~」
当たり前かもしれませんが、そんなイメージを抱かれているとしたら嬉しいですね。
森田愛子