「大切なのは土作りの取り組み」
治療をしてもすぐ戻る。
すぐ戻るか戻らないかを判断する目安。
色々と考え方はあるとは思いますが、私がこう考えます。
「その人のベースとなっている能力がちゃんとできているかできていないか?その度合いで決まります。」
ベース能力が高ければ、不調になりにくく、なっても回復が早い。逆にベース能力が低ければ低いほど、不調になりやすく、なったら長く、あちこちに出やすい。ということになります。
いつも言うように“土”の出来です。
慢性的に身体を壊している人は、ベースとなっている能力が低下しています。つまり、おいしい野菜が出来る土壌ではないということです。
ベースとなる能力とは?
- 頚が解放されているかどうか?
- 腹部が解放されているかどうか?
- きちんと歩けているかどうか?
- 呼吸が出来ているかどうか?
- 所作が出来ているかどうか?
この5つで一つのパッケージです。
どこか一つが良いとかダメとかはなく、例えば、所作が出来ていないと呼吸も出来ていない。きちんと歩けていないと腹部は解放されない。など関連しあっているからパッケージになります。
どのように育てるのか?というテクニック論は土作りがあっての話です。
つまり、部分的な治療や肩凝り体操などのセルフケアなどはベース能力の改善・強化があっての話です。
土を耕す取り組みは基礎中の基礎で根幹でもあります。
森田愛子