こんばんは、森田愛子です。
体質、というものを考えるとき、3つのポイントをおさえておくと、自分がどこにいるのか?自分に何が足りないのか?
が、ホワッと見えてきます。
そのポイントとは?
1、適切なケア
2、体からのシグナルをキャッチする力をつける
3、日常生活に落とし込む
この3つです。
1、適切なケア
これは例えば、体操や呼吸法、ストレッチ、セルフマッサージなどですね。ここに関しての情報は本やネットでもたくさんあります。それぞれに考え方があり、それぞれにやり方があります。
主に大事になってくるのが、自分が楽、軽い、心地よいという感覚を得ることです。
呼吸・整体では色々とあります。
腹ペタメソッドでは背骨や足の感覚、手の脱力感覚が得られます。後は、肩甲骨や股関節、腕、脚、お腹や肋骨、骨盤など様々な方向から体の楽、を入力していきます。
でも、体質を変えるためにケアをしても不十分です。なぜならば、ではなぜそもそもケアが必要な今になってしまったのか?を考えると自然にわかります。
今、という体は過去の習慣化された自分のおこないの結果だからです。
日常での自分自身、です。
いくらケアをしても、自分自身の日常がひどく体に負荷をかける質になってしまうと、戻ります。
ではどうすればいいのでしょうか?
2、体からのシグナルをキャッチする力をつける
日常生活で知らず知らず自分の体を傷めてしまう、ポイントはその「知らず知らず」なんです。
本当に問題なのは、自分の体を傷めてしまっている「その時」に、そのことに気付いていないこと、もしくは気付いていても放置してしまうことです。
思い当たる節がないのではなく、その「節」を認識する力が鈍感になってしまっているかもしれないということ。
本来、動物は些細な違和感をキャッチする力が本能的にありますが、人間は頭を使ってばかりいるために、その力が弱くなっています。
野生に戻れとは言いませんが、やはり人間も本能がある動物です。その部分を無視して生きてしまうと体の調和は崩れます。
これを回復させることはケアをすると同時にとても大事なのです。自分に何が起きているのかを認識できないで自分を変えるということは無理ですので。
が、これだけでも不十分です。
ケアをし、自分の体から発するシグナルをキャッチする力を磨いても、それを日常生活に落とし込むことが大事で、それが習慣化された過去のおこないの質を変えていくことになります。
3、日常生活に落とし込む
体をケアをしながら、体から発するシグナルをキャッチする力を磨いたら、それを日常生活に落とし込んでいきます。
これは特に日常でやる事を変えるというよりも、既にやっていることの質を変えるということです。
無理やり力んでやっていた事を力まずにやる、というようなもので、地味な作業です。
1と2で磨いた事をベースに、自分自身の体が心地よいという方向に質を変えていきます。
それを地味に続けていると、自分に負荷をかける習慣から、基本は自分にやさしい、心地よい習慣へと変わってくるのです。
呼吸・整体では1~3の作業を「呼吸」という視点からみてやりますし、その作業の繰り返しです。
主として皆さん興味を持ちやすいのは1なのですが、実は2と3がとても重要です。
ケアをしてもなかなか前に進まないのは2か3に課題があるのかもしれません。
日常に落とし込もうと努力しても難しいと感じるのは、2と3が足りていないのかもしれません。
ケアとして、自分の体のシグナルをキャッチできるようにもなっているのにもう一歩という場合は3の日常への落とし込みが甘いのかもしれません。
そうやってみてみると、今自分がどこにいるのか?何が足りないのか?が何となくわかるかもしれません。
これは呼吸・整体に限らない話なので何かの参考にしてください。
ちなみに、呼吸・整体には1,2,3に該当するメソッドがそれぞれあります。
昨年の夏までは1,2,3全てやっていたのですが、今は1は講座や腹ペタメソッドクラスで、2と3は個人セッションでお受けしている状況です。
折をみて、2,3もまた講座として復活します。