今日は、往診車両のメンテナンス・銀行周り、その他雑務整理で夕方まで治療は無しです、ちょっと時間が空きましたのでブログを更新しています。
本題に入りますが、“体勢”という言葉。
日ごろ簡単に使っている言葉ですが、この言葉をよく観ると面白い事実が浮かび上がります。
体勢の意味は、簡単に言うと“体の構え、姿勢”というように国語辞典に書いてあります。
ここで疑問が・・・
体の構え、姿勢ということは、パッと考えると静的な状態を意味していること。なぜそれにも関らず“勢”という文字を使っているのか?
勢いという文字を使う以上、体勢という言葉は、静的な状態だけを指しているものではないという事がわかります。
私的に解釈すると、体勢とは、“体の中の勢い”を指します。
つまり体の中の動力エネルギーの方向性を作り、形は据え置き、そうなると形は止まっている状態でも、動力エネルギーの方向に動きたくなる、というところでしょうか?
わかりやすい例で言うと、ヨーイ、ドンです。
本来、体勢という存在は、これまた無形の世界ですね。
一般的に解釈されている体勢という形ではなく、体の中でどんな動力エネルギーの方向性が生まれているのか?これが本来の体勢の意味のような気がしてなりません。
体勢においても、姿勢においても、この勢という文字は曲者で、その辺に動きの本質が見え隠れしています。
しかし、日本語というのは面白いもので、この体勢という言葉一つとっても、そこから想像力をかきたてられます。
情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史