人体実験とクローン病~仮説の証明~

 森田敦史です。久しぶりの更新です。

 人間の心身は、今の心身は大雑把にいえば直近で2~3カ月前の心身の動きが反映されているような気がします。今の心身の動きは、大雑把に言えば2~3カ月後に反映されると考えています。

 以前、一つの人体実験をしたことがあります。それは難病治療を専門とされているある先生と話したときのことです。

「森田さん、クローン病は最短でどのくらいで治ると思う?」

 私「う~ん、今の私だったら2~3カ月というところでしょうか?」

 この答えを実証するために、あることを試しました。

 2カ月間、ファーストフードを食べ続けるという人体実験。週3回以上、多いときは1日2回食べていたように思います。

 まず変化が起きたのは、1カ月くらい経った頃。身体の動きの質と感情の質が病的に変化してきたことを感じ取りました。

 2カ月目、クローン病の代表的な症状である下痢と腹痛が起こり始めました。

 ここまでは成功です(苦笑)

 これは俗に言う再発というもので、さぁ自分の仮説を実証するためには2~3カ月で元に治す必要があります。

 それから、ガラリと食事を変え、心身の動きを切り替える作業に入りました。

 1カ月経っても結果は出ません。相変わらず下痢と腹痛の毎日。ちなみに以前の経験から下痢と腹痛などの苦痛には慣れていますのであまり仕事や生活には不都合はでないように認識設定しています。

 1カ月半経っても結果は出ない・・・

 2カ月に入ったころ、急激に身体が変化し、下痢と腹痛が1週間の間で消失。

 あっさり書いてしまいましたが、本当にあっさりだったので・・・

 やはり、2~3カ月という自分の感覚はひとまず正しかったと判断。見方によっては2~3カ月で消えるという観念が作用したということも言えますが・・・

 私だけではなく、色々な病気の方を診ているとこの2~3カ月は一つの鍵になる期間です。

 生活習慣を変え、それがひとまず反映・実感されるまでには2~3カ月掛かる場合があると比較的に多くみられます。

 まず、何かを根本的に変えるために取り組むときは2~3カ月くらいの余裕を持った方がいいかもしれません。*痛みは別です。

 ちなみにこのような人体実験は日々繰り返しています。ストイックだと言われればそうかもしれませんが、そうではなく単なる変質者なのでしょう。

 気になることやちょっとした違和感を放置するのが、絶対に嫌なのでやっているだけです。こんな取り組みが多くの方のお役に立っていると思うと、嬉しい限りです。

 情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田敦史