意外に知られていないのでしょうか?
代表は肩と肩甲骨を抜きにして丹田は出来ないのではないか?と日頃から言っています
丹田というのは、非常に説明が難しいのですが、要は人間の機能的な中心であり、コントロールセンターであるということです。健康体を作り、特に健康体を強化していく為には絶対に避けて通れないところです。
身体の感覚・感性を磨く作業をしている方には感覚的によくわかることです。
丹田を考えるとき、ちょっとした氣というか、エネルギーの話をしないといけません。人間の身体には、生きている以上、誰にでもエネルギーが存在します。
そのエネルギーは、大きく分けると上昇性エネルギーと下降性エネルギーがあります。そのコントロールが丹田と深く関係していると考えています
ちなみに身体に弊害を及ぼしやすいのは過剰な上昇性エネルギーです。現代人が抱えている身体の問題の多くは、この上昇性エネルギーで説明ができます
このエネルギーを考えるとき、どうしても肩と肩甲骨を避けて通れません。首の解放プログラムは、表向きは首や肩のコリを解放し、再生するものですが裏の意味としては丹田強化の為の非常に大切な手法になります
昨日は、体軸法基礎講習会で肩・肩甲骨をテーマに開催しました。基礎講習会ですので、上記のような内容は深くやることはありませんが、非常に大切な部分です。
肩・肩甲骨の動法は基礎で6つほどですが、これをじっくりゆっくりやると肩コリや首コリなどの不調が起きない身体を作ることが可能です。何よりも健康体形成のプロセスとして超重要なところです。
昨日は、座学は代表が、動法は私が担当しました
写真は“腕を挙げる”という動きの実践です。
腕を挙げる、と一言で言っても非常に奥が深く、挙げ方一つで肩コリを作ってしまうこともあり、逆に腕を挙げるという事だけで肩コリを解消することも可能です
いつも言うことです。
何をするか?というよりもどのようにするか?が大切。
型の完成形よりもプロセスが大切、完成形は結果でしかありません。
昨日も講習会に参加されたヨガの先生が言っていましたが、身体にとって自然な腕の挙げ方をやると、生徒さんがそれまでできなかったアサナが楽に取れるようになった、とのことでした。
不自然な腕の挙げ方で努力するよりも圧倒的に結果が速い世界ですね
体軸法動法の効能については感じ取るものだという信念と、体軸法は症状をあまり見ない・効果が結果でしかない・症状を追うと迷宮に入る、という理由からあまりブログでは書いていませんが、基本動法全てがしっかりと使えれば、高い即効性と実感性があります。
以前ブログで写真入りで紹介した“骨盤後方スライド”という体軸法で最も重要かつ深い動き、これを3回ほどやるだけで、驚くべき効果が山ほどあります
何よりも、基本動法全てにプライスレスな自然動作の原理原則やヒントが詰まっています。
出し惜しみしない代表に感謝です。なぜ出し惜しみしないの?と聞くと・・・
「だってカッコ悪いじゃん」
「動きはみんなの共有の財産だし、たまたま自分が思いついただけ、動きに特許とか商標・オリジナルなんてありえない、そんなの器小さ過ぎ」
情報提供:体軸法 渋谷鍼灸理学治療室 森田愛子