「筋肉をほぐす。」あまりにもありがちな言葉ですが、セルフケアとして代表的なほぐし方にストレッチがあります
しかし、ストレッチでも筋肉の緊張を改善するためには、・つぶして伸ばす・伸ばす・伸ばして伸ばす、という3つのやり方を理解しなければいけません。緊張を緩和できるのは伸ばして伸ばすストレッチです。
つぶして伸ばすやり方は関節を痛めやすくします。ただ、伸ばすだけでは反発作用で逆に緊張を呼ぶ可能性があります。伸ばして伸ばすストレッチは、関節に負荷をかけずに反発作用も起きにくくするストレッチです。
コツは円意識、もっと具体的に言えば、弧を描くように関節を曲げていくことです。円意識をもたずに直角もしくは内側に動かしてしまうと曲げた側の関節を痛めやすくなります。
関節の動きは円意識をうまく使うと怪我が少なくなるだけではなく、関節運動が改善することも多々あります。
もっと言うと、ストレッチは呼吸を加えるとさらに良いです。ただ止めるとか止めないとか、そういうものではなく呼吸で身体を誘導し、呼吸で仕上げるという意味でも呼吸です。まず息を大きく吸って、吐く息でストレッチをかけ、次の吸う息でさらに強調する、というのが代表的なやり方です。
さらには、ストレッチは呼吸を含めたリズムを作って行うと深いリラクゼーション効果があります。
さらにさらには、一つ一つの動きの間、つまり一つを動きをやって次の動きに入るまでは自然呼吸2~3回ほどはその場で停止することが大切。ストレッチはやっている最中というよりもやった後の“間”に反応があらわれると考えているからです。
もーっと言えば、一つ一つの動きに一旦停止という要素を入れるとさらに効果は明確になります。
しつこく言えば、軸を崩さない状態で体軸をつくりながらストレッチしたい場合は座位が立位、芯から緩めたい場合は仰向けがうつ伏せが基本になります。この違いは“仙骨”が立っているか寝ているかの違いです。これを基準と言います。
まとめると、
- 伸ばして伸ばす。
- 円意識(弧を描く)
- 呼吸を使う
- リズムを作る
- 自然呼吸の間を大切にする。
- 一旦停止を入れる。
- 基準を考える。
ということになります。これはストレッチに限らず重要な項目です、ヨガに来ている方はたぶんわかると思いますので自分で動くときはチェックしてみてください。
もっとあるのですが、まずはこの辺をおさえてストレッチすると効果が期待できます。
ストレッチ好きな方は参考にしてください!
森田愛子