治療家というお仕事は熟成の世界です。
努力の質×努力の量×頻度(治療実績)×時間(熟成期間)
特に好きな要素は“時間(熟成期間)”。
どんなに短期間で技術を修得しても、この熟成期間がなければ技に深みが出ません。私もまだまだ未熟ですが、こういった世界が大好きです。
やめさえしなければ、上の方程式を考えながら励んでいけば、永遠に進化できるわけです。
どんなにアイデアを積んでも、センスがよくても、“時間(熟成期間)”だけはどうにもなりません。
手っ取り速さが好かれるこの時代で、手っ取り速さを求める方が大嫌いな“時間(熟成期間)”。
熟成期間とは、自ら考え、もがく期間でもあります。
何でもかんでもわからなければ、すぐ師匠に聴いて答え頂戴、セミナーで出てわかった気になる、これでは進化できるはずもありません。
技の深みは、考え、もがくことが大切だと信じて疑いません。
勉強会やセミナーで、そんな考え・もがくきっかけをいただき。
考え、もがいた結果を師匠に報告し、師匠からそれについての見解を伺う。
そういう作業には、思い入れが出来ます。
思い入れが心となり、技の深みに繋がるような気がします。
森田愛子